白トリュフのせタリオリーニ

ピエモンテ州に来て、この時期味わうべきものは
白トリュフ!

トリノでの残り少ない日程の中、食べなきゃ帰れない気持ちでいっぱいだったので
ホテルのフロントで白トリュフを味わえるリストランテを聞いてみました。

「白トリュフ乗せを食べられたいのなら、どこでも+30ユーロ以上しますよ」
と親切に教えていただきました。

確かに30ユーロあれば、他のお料理でもお腹いっぱい食べることが出来ます。

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トリュフは樫や楢など木の根元に自生するいわばキノコ。
白トリュフは黒トリュフより香りが高く、珍重されています。
味自体はほとんど感じることがなく、もっぱら芳香を楽しむので
個々人の価値観にもよると思いますが
贅沢な楽しみとも言えるでしょうね。

覚悟を決めて、教えてもらったリストランテ「La Capannina」へ。
まだ誰もいないお店のドアを開け、
カメリエーレに「白トリュフが食べたいのですが」と伝えると
笑顔で「もちろんですとも、こちらへどうぞ」と案内され、ほっとしました。

ピエモンテの伝統的な前菜4種の盛り合わせを食べた後
いよいよ「白トリュフのせタリオリーニ」がやってきました。

先程のカメリエーレではなく、背広を着た老紳士がトリュフと
専用のスライサーをのせたワゴンを押しながら登場!

軽やかにサラサラとタリオリーニの上に削り始めました。

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白トリュフの濃厚な香りが、私のテーブルのまわりを包みます。
香りを深呼吸するように深く吸い込むと酔いそうなほど!

手打ちの卵パスタにはこの地方のやや酸っぱい味のする
黄色いチーズが溶けています。
この豊かなパスタに芳醇な香りの白トリュフが絡まり
これ以上はないという風味を醸し出して
大変美味しゅうございました☆

後から入ってきた客達が皆、
この香りに誘惑され、数珠つなぎに「白トリュフ」を
注文していったのはおもしろかったです。

ちなみにこのお店は、トリュフの産地ALBAにも
ホテルとリストランテを持っているらしいので
いつかは是非行ってみたいと思います!
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# by tavolafelice | 2005-02-10 00:07 | torino

「味の見本市」へ!

今回の料理修行最大の目的のひとつで、以前からずっと行きたかった
「味の見本市」にいよいよやって来ました!ワクワク☆

ピエモンテ州をはじめイタリア中の名産品、
および世界中から素晴らしい食品が紹介される大きな見本市です。
年々人気が高まっており、メディアや人がたくさん!
今年は500以上のお店が出店していました。

会場はとても広く、中に入るとずらーっと各ブースに分かれて
お店が並んでいます。
チーズ、生ハム、サラミ、スパイス、パスタ、オリーヴオイル、ドルチェ、ワイン・・・。
日本では出会うことのない食品の数々!
大量生産におされて姿を消しつつある優秀な製品、伝統野菜など
どれも素晴らしく興味深いものばかり。
これらはすべて試食をして買うことが出来ます。

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11:00から行ったのですがお昼過ぎには、
たくさんの人で溢れ、各国語が飛び交っていました。




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まず最初に入ったのが、生ハムやサラミ類のスタンド。
スペック、クラテッロ、モルタデッラ、ラルド、トリュフ風味サラミ・・・など
各地自慢の品が目白押し。世界のブースでは、イベリコ豚の生ハムを
おじさんが肩にのせながらスライスしてくれました。スペインの逸品は
噛むと甘みが広がってとっても美味!

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日本からも築地のお寿司屋さんが紹介されていました。
赤い座布団に座ってお寿司をほおばる外国人の姿は微笑ましかったです。
メディアもたくさん取材に来ていました。

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チーズの種類も半端ではありません!
試食してお店の人から説明を受け、気に入ったものは即購入。
そしてとなりのスタンドへ。気に入ったお店に後でもう一度来ようと思っても、
あまりの数の多さに迷って、二度と戻って来れません(笑)
モスタルダ(フルーツをマスタードのシロップで似た甘辛い不思議なジャム)
を数種試食した時は舌がしびれて、味が判らなくなり店員さんと笑ってしまいました。
ドルチェ(お菓子)もその場で作ってくれます。シチリアの名物、「カンノーリ」(写真上中央)
は甘く冷たいクリームが初めての味で忘れられません。
写真右上はジェノバ名物フォカッチャを売る愛想のよいおじさん。
順番待ちをする多くの客の前で、汗をかきながら、熱々のフォカッチャを
すばやく切り分けます。私は玉葱のを買いました。(1.5ユーロ)
サクっとした皮にしっとりの生地、今まで食べてたフォカッチャとあまりの違いに
びっくり!どのように作るのかしらと、工程をじっと見つめていました。

アンチョビや塩、ジャム、パスタ、オリーヴオイル等々購入しましたが
あまり知られていない商品でも、素晴らしいものがたくさんあることに改めて感動しました。
ジェノベーゼペースト(バジリコのペースト)も感動モノだったのですが、
新鮮で賞味期限が短いため、試食のみで持ち帰ることはできませんでした。

この日、一番力が入ったのが、モデナの名産「バルサミコ酢」。
スプーンに一口づつ、順番に熟成年数の若いものから試食します。
バルサミコ酢はブドウ果汁から作られ、煮詰めて樫や栗、桜・・・などの樽に
移され、長い年月をかけて熟成させてできます。
バルサミコそれぞれに風味が微妙に違い、好みのものを選ぶのは至難の業!
高級な逸品なので、となりのスタンドでも試食と質問をして吟味します。
気軽に手に入るバルサミコ酢とは一線を画し、とろーりと甘酸っぱくほっぺが落ちそう!
初めのお店に戻って、12年ものの「伝統的なバルサミコ酢」(100ml・50ユーロ)に決めた時、「うちのものに決めてくれて本当に有難う、嬉しいです!」と握手を求められ、
お名刺をいただきました。かなり真剣に選んでいたので、気付きませんでしたがずっと見られていたのでしょうか?
おごそかな箱に、本と一緒に入ったバルサミコ酢、大切に味わいたいと思います。

興味は尽きず、試食を繰り返しこれ以上は無理!ということで夕方帰ることにしましたが
(23時までやってます)結局1日では回りきれず、後日また足を運びました♪
大満足の見本市でした☆
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# by tavolafelice | 2005-01-03 04:53 | torino

トリノ到着

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ミラノから電車ICに乗り、1時間40分でイタリア北西部ピエモンテ州のトリノ駅
(Porta Nuova)に到着しました。

さっそくホテルに荷物を置いて、ランチを食べに行きました。
お目当てのリストランテがなくなっていたので、近くの有機野菜を売ってるお店で
美味しいお店を尋ねました。(どんな人に尋ねるかは結構重要!)

地元の人が行く典型的トリノ料理のお店を紹介してもらい、
もうお昼のピークを過ぎたそのお店に入り、口頭で言われたメニューから
「ペペローニとアンチョビ」と「ニョッキ」を注文しました。
出てきた料理の見栄えが野性的かつ大胆だったものの、素材の組み合わせが感動的に
美味しい前菜だったので、シェフに作り方を聞いたほどです。
それが嬉しかったのか、シェフがニョッキに、この地方でよく食べられる
「黒米のリゾット」をサービスしてくれました。
これもまたすごく美味しかったので、テーブルに近づいてきたシェフに、どんなお米を使ってるのか教えていただきました。帰りにはパッケージまで見せていただいて。。。
地元の人に愛されている一見普通のお店ならではの
本当に美味しい味で、お値段も良心的!
地元の知る人ぞ知るお店に出会えてラッキーでした☆

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美味しいランチを食べた後、街の中心まで歩きました。
トリノは通りが碁盤の目のように直交していて、分かりやすい街ですが、
地図で見るより、通りの幅や建物が大きくて、かなり歩きました。
途中、あまりにも疲れたのでバスも利用しました。

ようやく一番大きな広場、「カステッロ広場」に到着!
マダーマ宮殿や王宮など重要な建物が並び、
広場中央は、ベンチが置かれて市民や観光客の憩いの場です。

歴史の空気に浸っていて、ふと目に飛び込んできたのは、大きな透明の時計!
なんと巨大なスウォッチで、2006年冬季オリンピック開催地に決まっているトリノは
あと476日とカウントダウンをしていました。
ケースの下に降り積もる雪が、待ち遠しさをそそりますねー。

体が冷えて喉も渇いたので、近くのカフェ「Barattino」へ入りました。
いかにも格式ある店内は、豪華な装飾がほどこされ、
それにも増して、美しく着飾ったマダム達が優雅にお茶を飲んでいました。

私がカウンターで注文したのは、トリノ名物のホットチョコレート「ビチェリン」。
チョコレートとカフェに泡立てたミルクが入っていますが、
あまり甘くなく、ストレートなチョコレートの味わいが新鮮でした。
添えてあるチョコも美味しかったので、多種類のチョコが入った
詰め合わせを買って帰ることにしました。
この店の名前から由来する「バラッティ」という三日月形をした
チョコはイタリア中で有名です。

ビチェリンでほっこり♪
トリノの空気をたっぷり吸い込んで
明日は、いよいよ目的の「食の見本市」へ!
期待が膨らみます♪

 ♥「Torino Card」というお得なカードが駅のインフォメーションで買えます。
 48時間券・15ユーロ、72時間券・17ユーロで
 バス、遊覧船、120カ所の博物館や美術館がすべてフリーパスで利用できます。
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# by tavolafelice | 2004-12-15 01:18 | torino

Ossobuco オッソブーコ

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10月17日夜、ミラノに到着しました。
曇りがちだったミラノは思ったより寒く、気温は14度でした。

ミラノでは次なる目的地トリノやボローニャへの切符を買ったり、
キッチン用品チェックをしたり、郵便局からの小包郵送などをしていました。
初めに着いた街では、とりあえず体を慣らし、これからの旅に備えるのが一番です。

この時期は新婚旅行らしき日本人のカップルも多くて、
「日本人ですか?」なんて、よく声をかけられました。
ある時は、パスティッチェリア(お菓子屋さん)で、マロングラッセをほおばってる時にも!
「あのー、すみません。これいくらか聞いてもらえますか?」と背後から話しかけられた時にはあわてて食べ終え、顔を見合わせて笑ってしまいました。
「ここのマロングラッセはとっても美味しいですよ。ほどよい甘さで!」なんて
お菓子の感想までお伝えして、お店を後にしました。

ミラノ滞在最後の日には、どうしても「オッソブーコ」が食べたくて、
雨にも関わらず出かけました。
オッソブーコは、骨付き牛のすね肉を煮込んだミラノ料理のひとつ。
昨年シエナで作ってから大好きになり、
日本でも作ろうとお肉屋さんに尋ねてまわったのですが、なかなか骨付き肉は手に入らず、
しばらく「オッソブーコ食べたい病」にかかっていたほどでした。

骨のまわりについたお肉はよく煮込まれ、フォークとナイフで簡単にはずれ
とーっても柔らかかったです。
しかし、この部分は私にとって序奏のようなもの。
骨の髄のとろりとした隋液が絶品なので、最後まで残しておき、
まずはソースをお肉とリゾットに絡めて食べました。
そしてメインに到達!
少しづつ透明の隋液を取り出しながらじっくりと味わい、幸せなひとときを堪能しました。
この骨の部分をすくう道具もあるらしいのですが
その後私が行った何軒かのお店でも、お目にかかることはありませんでした。
お口のまわりをテカテカにして骨に吸い付いてる人もいたので、
私もそうしたい衝動にかられた時もしばしば・・・。

リゾット・アッラ・ミラネーゼは、サフランの黄色が鮮やか!
ほのかなサフランの香りが、冷えた体をあたためてくれました。

体も気持ちもポカポカになって、ミラノ最後の夜はふけました。
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# by tavolafelice | 2004-11-27 01:31 | milano